本日も失敗の分析です。
当面自分を戒め忘れないためにも、失敗談とその分析を記しておこうと思います。
今回は多角化について。
もうこれはですね。。
年商1億以下の会社で2つ以上の事業があったらアウト!ですよ。
そういう会社はもうブレブレでしょ。
軸がありませんね。
事業の基本は「絞ること」だと思います。
絞ればその業界の中での専門家となりお客様の頭の中でブランド化されます。
うどんと言えば○○
ラーメンと言えば○○
家具と言えば○○
ステーキと言えば○○
ガソリンスタンド言えば○○
このように業種が頭に浮かんだ時点でお客様の頭の中にあなたの会社がでてくるかどうか?
私なら
「不動産専門の看板屋といえばエンドライン!」と言ってもらわないといけませんね。
事業が多岐にわたると何屋さんか分からなくなり、お客様の頭の中から忘れられていきます。
私の経験を申し上げると本業は「看板屋」なのに、「動画」「WEB」「研修」「飲食」など様々なことをやりました。
結果看板屋に力が入らず顧客が離れます。
これだけ要求の厳しい時代に専門性のない会社に看板を頼むほどお客様は馬鹿ではありません。
お客様はいつも正しいのです。
売り上げは見る見るうちに下がり、最盛期の半分以下まで落ちました。
かなり弱体化して、私自身も悩みましたが、不動産の集客看板の専門家として再スタートを切ると
現在は毎年15^20パーセント売り上げが上がり黒字化しています。
なぜ、手を広げたか?
それは「看板業界から逃げたかった」からです。
情けない理由です。
「看板はかっこわるい業界だ。。。」
何かプライドが持てませんでした。
回りの経営者を見ると「WEB」「動画」「研修」「飲食」と看板屋からすると華やかな業界。
私たちの看板屋はどちらかというと「遅れている地位の低い業界」です。
いち早くこの業界から脱出したい!
そういう逃げの多角化でした。
ではここでもっと深く掘りさげましょう。
この問題の根本は何でしょうか?
それは。。。
「MISSION」が無い事です。それに尽きます。
簡単に言うと「経営者の腹が据わっていない」のです。
社会から与えられたMISSION=使命感を感じていないので
腹が据わらないのです。
覚悟が弱い。
だから場当たり的に逃げます。
こういうと私は馬鹿みたいな経営者だったと思います。
しかし、回りを見てみてください。
失礼ながら零細企業ほとんどそういう経営者ばかりじゃないですか?
現在のエンドラインは「MISSION」を掲げ、「我々は何のために仕事をしていくのか?」を共有しています。
そうすることにより、使命感が芽生え、逃げなくなります。
それどころか、その業界を変えてやろう!
本気でそう思います。
私たち(私ではなく、社員さんも一緒に作ったので私たち)のMISSIONは下記の通りです。
MISSION
サインの意味を変え、イメージを変え、業界を変えます!
1、「意味を変える」とは?
現在、看板業界とお客様との間でギャップが生じています。
お客様は「認知」や「集客」を求めて、看板やのぼりなどのサインの作成依頼をしますが、看板屋は「製造業」なので、「作って納品することがゴール」になっています。結果、なんの提案もなしに、言われたものを言われたまま作って終わりになってしまっています。
私達は「集客をGOAL」として行動します。サインは本当に集客出来る!と言う事を我々が実践しよう!サインの意味を変えよう!
2、「イメージを変える」とは、集客効果にも関係があります。通常のありふれたサインだけではなく、形を変えたり、伝える言葉を変えたり、「おもしろいアイデア」で「効果のあるサイン」を製作します。
そんなサインで街を明るく元気にして、サインの持つイメージを変えたいと思います。
3、「業界を変える!」ですが、サイン業界は広告費5兆8913億のうち、屋外とPOPで4837億のマーケットがあります。
そんなマーケットがある中、「業界が未成熟」なため、「お客様と製作側のGAP」があったり、「効果が見えにくい」というご指摘があったり、まだまだ不満足を解消出来ていません。
我々がお客様に貢献し、実績を出し続けることで、サインと言う業界を魅力的に変えたいと思います。
それが、「VISON」の就職したいランキング九州1位!や業界を変革できる売上100億・上場に繋がります!
エンドラインではサインを軸に「全社員」「家族」「顧客」「取引先」「顧客の顧客」「地域社会」「エンドライン」の7つのステークスホルダーが幸せになる世の中を目指していきます!
以上が我々のMISSONです。
これがあれば死んでもぶれませんね。
関連性のない多角化は事業衰退の始まりです。
肝に銘じてサイン業一人当たり経常利益日本一を獲得します。
教訓2
今いる業界で結果を出せない奴はどこに行っても同じ。
その業界を再度凝視すればチャンスは多分にある。
MISSIONを掲げ、足元を固める。
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