19期も間もなく第一四半期を終えようとしています。
成果は売上ベースで言えば、YoYで130%UPです。
嬉しいかと言われると、「別に…」という感じです。※そういう女優さんいましたね。
今日は1Q終わっての所感を振り返ります。
それって経営者の見栄じゃないの?
売上が〇%伸びるとか、社員数が増えるとかって、本当に成長でしょうか?
成長を示す一つの数字ではありますが、あくまで表層しか捉えていません。
対外的に発表する数値は「売上」「社員数」が多いことから、どちらかと言うと社長の見栄に近い部分もあると感じています。
私も昨年までそうでした。
ちょっと内面の話をすると「会社規模が小さい事」「社員数が少ない事」にコンプレックスを感じていました。
しかし、経営とは「顧客に貢献し、利益を残し、社員を幸せにする事」と認識してからは上記は無くなりました。
何の為の経営か?
今期より、BSを意識した経営にシフトしています。
見るべき数字を「営業利益」「1名あたり粗利益」「社員給与」の3つに絞っています。
営業・マーケティング数値では「1社あたりからの粗利益額」「LTV」を重視しています。
この5つの数値を最重要指標「KPI」として1年間走らせていきます。
この5つの数字が何を意味するか?勘が良い経営者さんはお分かりですね。
「顧客に貢献し、利益を残し、社員を幸せにする事」です。
組織風土の改革
あと、内部的に一番変えたのは「組織風土」です。
完全TOPダウン式から、メンバーを巻き込んでいくボトムアップ式に変えました。
単にメンバーに意見を聞くだけではなく、PL(損益計算書)・BS(貸借対照表)・C/F(キャッチコピー計算書)を公開しました。
公開するだけではなく、メンバーに対して財務諸表の見方もレクチャーしています。
毎月の試算表ベースで「売上」「売上総利益」「販管費詳細」「営業利益」を説明・質疑応答を受けます。
特に「販管費」に関しては、全て見える化にしたので、全員で経費コントロールする意識がついてきますね。
全てを削除するだけでなく、作成した予算に応じてコントロールしていくイメージですね。
「営業利益」が見えれば、自ずと給与や賞与の納得感も出ます。
多くの中小企業が賞与カットや減給などをする場合、詳細な数値を見せてない事から、社員さんの不満が溜まります。
逆に公開してしまえば、納得感が出て、頑張ってくれます。
経営者として、この財務諸表・試算表公開に踏み切れるか?が大きなハードルだと思います。
多くの経営者が、会社のお金で車を買ったり、飲み食いしたり、社員さんに説明責任が出来ない経費が多いからです。
私も2点ほどあったので、早期解消しました。
透明性が重要
組織風土をよくする=透明性を持ち公開をしなければいけません。
会社は株主のものですが、社員さんのものでもあります。
「うちの社員は・・・」「組織がいまいちで・・」等嘆いている暇があれば、社長がまず変わることですね。
毎年流行りの組織論が出てきますが、あくまでテクニカルな話であり、本質は「TOPの変化」と「チームメンバーの信頼」だと思います。
長くなったので、チームメンバーの信頼に関してはまた書きますね。
まだまだ、道半ばですが、常に内観・内省しながらTOPとして成長します。
2Qは更に大幅に伸ばします。