粗利二倍

私は来季粗利益を約2倍にしたいと思っています。

しかも増員は1人で。

粗利益を2倍?このご時世に?しかも現在労働集約的な看板と言う仕事で?

と思う方は多いでしょう。

しかし、来期5%~10%UPを考えた場合、既存のビジネスで、既存方法で、努力して達成してしまいます。

逆に「どうすれば単年で2倍になるか?」を考えれば発想やひらめきが出てくる。

が、実はこれが一番苦しいのです。

そもそもの現状否定から始めなければいけない。

売上が下がっているわけではない状態での現状否定は苦しい。

社長の仕事は「脳みそに汗かいてやっていく」事です。

粗利益2倍=「ありがとうの数2倍」です。

それだけ感謝をされる仕事を組み立てないといけませんね。

現状否定!対策肯定!

最後にあの松下幸之助先生のエピソードを。。

昭和36年、トヨタは、松下通信工業(今のパナソニック)に即時5%の値下げ、むこう半年間で15%値下げを要求してきました。

トータルで20%の値下げ要求になります。

このときの松下通信工業のカーラジオ事業の利益率はわずか3%、最初の値下げ要求に応じるだけで、赤字になる。

理由を聞いた松下通信工業に対し、トヨタは、貿易自由化への対応だと答えた。

貿易が自由化されれば、外国車と対抗しなければならない。そのためには20%の削減が必要だ、というのがトヨタの回答だった。

しかし、このときの松下通信工業にとって、トヨタは、無視出来ない顧客である。

急遽、検討会議が開かれ、松下幸之助さんも出席した。

悲観的な意見が続出するなか、しばらくして松下幸之助さんは、「引き受けるべきだ」と断言した。

「貿易自由化で、日本企業が、外国の企業に敗れるのは、なんとしても残念だ。トヨタの敗北は松下の敗北でもある。絶対に負けるわけにはいかない。
びっくり仰天した重役を前に、松下幸之助さんは「2~3%のコストダウンなら改善で出来る。しかし、20%は無理だ、君たちの目の前にある設計図は、すべて忘れてくれ。ゼロスタートで、20%安く出来るカーラジオを考えてくれ。」と命じた。

大変な工夫が必要だったようだが、出来たのである。

週刊エピソードで学ぶ経営ノウハウより抜粋
http://www.bkfnow.com/Weeklyepsode2.html

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